黒澤明とガンプラ

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20代の頃に「黒澤明」の映画にハマって、設定史料集や解説本を何冊か読んだ。
映画「黒澤明 影武者」の解説本の中で、鎧、特に甲冑・兜についての解説があった。
「兜を被るとき、歴史書に基づいて被ろうとすると、頭と兜の間に衝撃を和らげる綿のような「あんこ」が入る。しかし、このあんこを挟んで被ると、山高帽のようになって額が出過ぎてなんともカッコ悪い。だから、俺はあんこを入れないで、被らせるんだ。そうするとどうだ、マユが隠れるくらいに深く被れて凄みが出るだろう」
というようなことを黒澤は語っていたと思う。
俺はガンプラなどのキャラもののプラモを作るとき、この黒澤の言葉を常に思い出して、頭を特に意識して作っている。
影武者kage02
影武者の時の仲代達也。
馬乗ったら前見えないと思う。でもカッコイイ。

影武者kage01
イメージ画。兜の下に眼光鋭く光って迫力ある。
黒澤の絵コンテとかイメージ画ってほんと凄い情報量豊富だな。

そんなことを意識して作った「ザク2 シン・マツナガ」の頭部がコレ。
シンマツナガ0202_02
どうですか?ドス効いてるでしょ?
ヘルメットのつばを下げて、頭頂部(ヘルメット)を、わずがに潰しています。
実物見せられないですが、つばの下からギロリと睨む「モノアイ」が超かっこいいんだなこれが。
まぁ、世界の黒澤先生とは、比べ物になりませんが、リスペクトして書いてみました。

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