我が名はイース、東せつな、キュア・パッション。

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明日は、振替休日で会社休みなので、夜更かしできる。うれしいな。
そこで、フレッシュ・プリキュアへの思いを綴りたいと思う。
プリキュアの世界にはまり込んでしまったのは、娘が2歳の正月のホンダの「初売り」で毎年やっているらしい、キャラクターショーを見せに連れて行ったのがきっかけだった。
その時のプリキュアは「ハト(ハートキャッチ・プリキュア」だった。
その後すぐに番組編成で「スィート・プリキュア」に切り替わってしまったが、娘がだだをこねる対策でハトのDVDを借りてきたところ、自分がはまってしまったのだ。
正直少女漫画は生理的に受け入れられない。
(ガラスの仮面は別)
しかし、キャラの可愛さと、馬越嘉彦さん(聖闘士星矢Ω、おじゃ魔女どれみ、sinキャシャーンetc)によるアクションシーンのキレの良さに、あっというまに虜にされてしまった。
途中、BSでフレッシュの再放送をチラッと見たとき、「なんだか絵がへたくそだな」とバカにしていたものだ。
ハトのシリーズが見終わったので、初代「ふたりはプリキュア」を娘に見せたところ、あっけなく「つまんないと言われてしまってので、しかたなく「フレッシュ」を借りてきた。
それがハマった…。
ここからはネタバレがあります。
人間のFUKO(不幸)な心のエキスをためて世界征服をもくろむラビリンスに対抗すべく
主人公「桃園ラブ(当初ラブって名前実際付けねーだろーと、馬鹿にしてた)」率いる4人(後に5人)の戦士フレッシュ・プリキュアの戦い。
ラビリンスとの死闘と同時に、ラビリンスの女性幹部(でも中学生)「イース」の悔い改めと再生が、この作品のテーマになっていると俺は感じた。
イースは、ラブに友達の振りをして近づき、心を許したところで、倒してやろうと試みるが、ラブの無条件の友愛の心にほだされ改心してしまう。
戦いのワンシーンで、イース(東せつな)とキュア・ピーチ(桃園ラブ)との、こんなやりとりがあった。
イース「プリキュア、今日こそお前達を倒す!」
ピーチ「そうはさせないわ!あれ、ここにせつなって子が居なかった?」
イース「何を言っている。そんな奴はここには居ない!」
ピーチ「せつなはここにはいないんだね。そうか…良かった…」
イース「うっ…」
敵である自分のことを心から心配してくれるピーチの優しさに、「プリキュアを倒す」という指命とは裏腹に、「本心」は感動しているのである。
(この「うっ…」は、イースがピーチにほだされているときに必ずでてくる)
あるブログで見たが、「なかよし」の連載では、イースは小さい頃に壮絶ないじめに遭っていて、そのころにラビリンスに拾われて人間界に復習を誓うのだそうです。
テレビではそこまで壮絶な表現はできないので、だれからも優しくされないで育ったという設定になっている。
そんな、優しい言葉をかけられずに生きてきた、氷の心をもった少女せつなが、ラブの優しさによってその氷がだんだんあったかく溶かされていく様がなんとも感動的なのである。
というぐあいで、俺はこのシリーズの第8巻を5・6回は借りてきて見ているのである。
プリキュアは「バトル・ヒロイン」という新しいジャンルを開いた。
マーケットでは100億円規模の巨人だ。
これは、作品を見れば納得できる。
作り手の熱いハートがビンビン伝わってくるのである。

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